2007年1月21日日曜日

おわりに

「マルコによる福音」を通読して、わたしには熱く語り誰よりも真っ先に行動するイエズスの姿が浮かび上がってきました。時に苛烈に無理解な弟子たちを叱り飛ばし、信仰薄い人に怒りをあらわにします。その姿は時空を超えて直接わたしに迫ってきます。そのイエズスが死を覚悟すると怒ることも弟子を叱ることもなくなり、ひたすら柔和に寡黙になってゆきます。イエズスについて語るときその神性ばかりが強調されますが、わたしはここに人間として怒り悲しむイエズスの息づかいを感じます。その姿を率直に感じとれたことが「マルコによる福音」を読み通した一番の収穫だったと感じています。

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