2007年1月21日日曜日

マルコ福音書 第15章 第16章

イエスは、祭司長たちからピラトに引き渡されて民衆に拒絶され、ピラトからローマ兵に引き渡されて侮辱され、さらに十字架上でも侮辱されます。マルコ福音書の描写ではこの間、死を覚悟したイエスは、ほとんど何もしゃべりません。

 この時のイエスは人の罪の一切を背負って苦難の真っ只中にいます。まさに「死ぬ苦しみ」だったのでしょう。しかし、ずっと黙ったままだった。そして、死ぬ間際に「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか。」と言います。私はそこにイエスの激しい苦しみを感じます。最後の瞬間に大声で叫び、神殿の垂れ幕が裂けてしまいます。

読んでいる時、私はこの声が聞こえた気がしました。そして、いつまでも止むことなく響き続けているような気がします。

私たちは自分の苦しみに叫び声をあげることはよくあります。しかし、他人の苦しみを引き受けてなおかつじっと黙っていられるだろうか。

本当に苦しいさなかに、柔和な笑みを浮かべている人を見るといつも神々しさを感じます。

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