2013年10月13日日曜日

ルカ 13章 11月例会のお知らせ

10月の例会では、「ルカ」の13章を読みました。ここでは、回心への強い勧めが繰り返し出てきます。「あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」「このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから、切り倒せ。…」狭い門の例えでも、「家の主人が戸を閉めてしまってからでは…『お前たちがどこの者か知らない』という答えが返ってくるだけである。」となります。イエスは、こちらの戸惑いなど、少しも斟酌せず「今変われ、気づけ、回心しろ。」と迫ってきます。自分が押しつぶされるようです。「ぐずぐずせずに跳べ!」と言われている気がします。「待ってください。」は通用しません。この轟音のようないざないに「はい。信じます。」と答えるのは、とても勇気のいることです。でも、言ってしまえば、小さなとても目立たないことにも思えます。世界が突然がらりと変わるわけではありません。しかし、その一言は小さなからし種や少量のパン種にも似て、やがては全てを変えていきます。その時、初めてあの強要にも感じられた迫り方は、愛だったのだと気づきます。また、自分が答えたはずのあの「はい。」そのものも、いただいた力が私を使って、奥深いところから現したものだと気づきます。気がつけば、輝いて満ちあふれるすべてのものは、いただいたもの。私の努力で獲得したものなど、何一つありません。