2016年4月23日土曜日

ローマの信徒への手紙 12・13章

ローマの信徒への手紙の12・13章です。日本のジャズピアニストに山下洋輔という人がいます。インタビューの中で「もしセッションの相手と気が合わない時は、どうするのですか。」という問いに「セッションする時は、相手の全てを肯定します。相手のよさを最大限に引き出すためには、自分の何を出したらよいかを考えます。」と答えていました。パウロの言葉「自分の体を神に喜ばれる生けにえとして捧げなさい。」「自分を過大に評価してはなりません。」と響き合います。「自分を賢いものとうぬぼれてはなりません。」「迫害するもののために・・・祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。」「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」「どんな掟があっても『隣人を自分のように愛しなさい。』という言葉に要約されます。」(主よ、私には無理です。私はすぐに人を怨み、憎んでしまいます。死ねばよい、と思うことさえしばしばあります。いくら祈っても、一向に変わる気配もありません。)そんな時浮かぶ禅宗の言葉「所詮人間は、5尺3寸の糞袋」そう、私は神の息吹を除けば、ただの泥人形であった。泥人形が、一人前に歯がみしてもお笑いぐさです。神さまが一番喜ばれるのは私の砕かれた心、砕かれたままじっとしていよう、じっと待っていよう。こんな私にも「闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身につける」日は、必ず来ると信じて。