2015年11月22日日曜日

11月は、「テゼの祈り」を例会としました。指導してくださった植松さんから「弱さ」についてのお話がありました。私も最近、人の弱さについてよく考えます。「強くなりなさい。自分の弱い心に打ち克ちなさい。」と言われ続けてきた気がします。でも、本当にそれでいいのだろうか。
神が選ぶのは、強い人ではなく、本当に弱い人をその弱さゆえに選びます。強くならなくてもいいのだと思うと何だかほっとして、柔和になれる気がします。つらさや困難を受けた時、つい体を固くして、乗り越えられるよう強くなろうとするけれど、それではつらさが増すばかり。弱い自分であることをじっと見ながら、何かが向こうから示されるのを待っていると、大抵は希望が湧いてくるのを感じます。聖霊のはたらきなのかもしれません。

これはよいやり方だ、次もそうしよう、と思ったとたん、ひらいていた心が閉じて、自分を価値ある何者かだと思ってしまいます。わたしたちは、神さまからの手紙、紙とインク自身に意味はありません。左手が思ったことを右手にも知らせずに、ただ一歩前へ。