ある少女のおじいさんが危篤状態で入院しています。その苦しむさまを見て、その子は枕元で「(痛みを)半分もらいたい。」と言いました。「ありがとう。」の返事がありました。ある修道者が末期ガンで死の床にありました。痛みを和らげるために「モルヒネを打ちましょうか。」と言う医師に「結構です。私が痛むとその分だれかの痛みが減るような気がします。」と言いました。
守らないで、差し出して、委ねること、そして、引き受けること。苦しい時は、ただただ理不尽に苦しい。だから、転げ回って苦しめばいい。でも、逃げないで、その場にいっぱいであり続ける。苦しみが去った後、変えられた自分がそこにある。もしかしたら、それが復活なのかもしれません。