2014年5月3日土曜日

ルカ福音書18章

ルカ福音書の18章です。ここで大事なのは「神様、罪人のわたしを憐れんでください。」という徴税人の言葉、「ダビデの子イエスよ。わたしを憐れんでください。」と叫び続ける盲人の言葉。「昼も夜も叫び求めている選ばれた人たち(を)…ほうっておかれることがあろうか。」という神様への信頼。「あなたの信仰があなたを救った。」と言われる、心の底から請い求め、願い続ける気持ち。「憐れんでください。」というのは、簡単そうで難しい。恥ずかしいところも見せたくないところも素直に認め、それを全部差し出してお願いすることだから。わたしもあなたも心のどこかにプライドがあり、ファリサイ派のように「私は、よい人間です。私はこんなに立派なことをしています。」と、かすかでも思っている。その気持ちは、「持っている物をすべて売り払い貧しい人々に分け」られない金持ちの財産と同じ。わたしの足枷、わたしを地上に繋ぎ止めるもの。捨てられないものや気持ちが邪魔をして、イエスの死と復活の言葉も理解できない。考えず戸惑わず、素直に自分を差し出すのは、乳飲み子たちのような者。「子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」

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