2016年3月7日月曜日

ローマの信徒への手紙10

「ローマの信徒への手紙」10章です。ここでパウロは、神の救いがイスラエルにだけでなく、神を信じるすべての人に及ぶと言います。ある意味、ユダヤ教との決別の表明です。「ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、ご自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。主の名を呼び求めるものはだれでも救われるのです。」その救いは、律法を遵守する義ではなく、信仰による義からやってきます。その信仰は、「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。」「信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことにより始まるのです。」しかし、信仰は「宣べ伝える人がいなければ、どうして聞くことができよう。」「遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。」遣わされた者、それは私。信じることと宣べ伝えることは、実は同じこと。信じることのほとばしりが、周りの人を幸せにして、何か伝わっていけばよいと思います。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか。」

0 件のコメント: