2007年7月16日月曜日

(十二月)

十二月は「テゼの祈り」を例会としました。「テゼの祈り」の中で声を合わせてくりかえし歌っていると、自分をぎゅっと締めつけているものが少しずつゆるんで、ほっと息をつける感じがします。どこにいても忙しく働く頭が動きを止める気がします。歌を指導していただいた方が、祈りの中で言いました。「自分の限界や病、弱さ、悩みをそのままベツレヘムの馬小屋へもって行き、赤ちゃんのイエスに差し出しましょう。」最初は自分のみっともない姿なんか絶対に晒せない、と思います。でも、繰り返し歌っているうちに少しずつ、情けない自分を大事にしてやりたくなります。すると、今まで、憎しむだけだった相手や無理解を嘆いていた相手が別の顔をしていることに気づきます。自分をしめつけるものがゆるんだ、その隙間から見える人や世界は、いたってのんびりのほほんとしています。憎しみや瞋りは、どうやら締めつけている自分の内側にあるようです。その闇をそのままさし出すことができれば、と思いますが、あまり自信がありません。

0 件のコメント: