2017年2月11日土曜日

マタイによる福音書 4章

マタイによる福音書の4章です。「悔い改めよ。天の国は近づいた。」と宣べ伝え始めたイエスは、ガリラヤ湖畔で4人の漁師を弟子にします。「わたしについてきなさい。」4人はすぐに従います。「わたしについてきなさい。」この言葉は、今もなお私にむかって呼びかけられています。それは、“自分”を捨てること。私は自分の大事なものや自分自身を捨てられるだろうか、弟子たちが網や船や父を残していったように。ある参加者の言葉「イエスは何一つあなたを壊さない。」あるシスターの言葉「捨てれば、よりたくさん与えられるのに。」“改心”は、悪い心を殺すことではなく、ただ神さまに自分を向けること、すべて包み隠さずただ差し出すこと。“回心”では、自分にあるものは、何一つ無くならない。自分の欠点もそのまま。あるものは変わらないが、その見え方がガラリと変わる。確かに同じものなのに、まったく違う風景に見える。その時、私は私自身を吟味することを止め、ただ押されて前に進んでいく。泣きながら歩いて行く感じは、もう消える。
♪「私は門の外に立ち、扉を叩いている。もし声を聞いて門を開けるなら、私は中に入り、あなたと共に住む。」

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